お彼岸と生老病死

仏教では「生きるということは苦しいことだ」と教えています。
それはなぜなら、どんな人でも例外なく、生まれたら、年々に老いて、しだいに病に冒され、やがては死にゆく存在だからです。これを「生老病死・しょうろうびょうし」と言いますが、仏教の本質でもあり、私たち人間の抗うことのできない定めでもあります。
この言葉は一見、残酷な印象を持ちますが、少し考え方を変えて、「老いてこそ心豊かな日々があり、病んでみてはじめて感謝できることも多く、そして、ようやく生きるという過酷な現実から解放されて永遠に眠ることができる」と受けとめれば、人生の過ごし方の景色が穏やかになるかもしれません。
お寺の介護はいにこぽんでは、そのような仏教の教えに基づいて、老と病、そして死についてまでしっかりと伴走し、豊かで安穏な暮らしのお手伝いをしています。

はなまつり

にこぽんデイサービスにて、お釈迦さまのお誕生日〝花まつり〟を開催しました。
家内安全・無病息災・心願成就のご利益を願って、合掌( ー人ー)|||~~~ ナムナム

死生学ワークショップ

西淀川区役所のご依頼で、区内の医療介護専門職向けの〝死生観を深めるワークショップ〟で講座を担当しました。
死の現場に近いところで勤める人たちとの意見交換が、大いに盛り上がりました。

職員の勇退

当事業所の開設当初より長きに渡ってお勤めいただいた夜勤職員が、本日をもって勇退されます。
この方は、夜勤職員の急な欠勤などの際も、いやな顔をせず代打に入ってくださったり、自身の知り合いの高齢者を入居者として紹介してくださったり、また、地域の互例会にも繋いでいただいたりと、何かと助けていただくこと多く、頼りがいのある職員でした。
今まで、本当にありがとうございました。
そして、お疲れさまでございました。