デイサービスとサ高住のスタッフ向けの研修を、自由参加形式で行いました。講師は加藤施設長で、テーマは「接遇」です。
私たち人間は、困った人を助けたくなる性分を備えていると考えられていて、これを仏教では「慈悲心」といいます。
さらには、最近の脳科学で解明されていることの一つに、他人と自分を比較する脳の働きと、他人のことを想像する脳の働きが同時に働いた時におこる感情が「共感力」であり、この働きには「ドーパミン」という神経伝達物質が強く関わっていて、ドーパミンは「幸せをよぶ脳内物質」ともいわれています。
このことなどを、ひらたく考えると、〝接遇〟の根底要素は〝共感力〟が重要であり、私たちの脳内で働く幸せ物質のドーパミンによって、共感力が活性化すると自らも幸せを感じることができる、というわけです。
これが「慈悲」ではないでしょうか。