〝聞き屋〟一新!

ヨシダ介護部長が密かに平成22年から続けている「聞き屋」活動も今年10年をむかえます。
僧侶として、人のお話を聞くのみの活動ですが、人にはそれぞれ多くの物語があり、それをを聞いてきました。
人は、支え合わなければ生きていけません。
その支え合う手段として「聞く」ことは極めて重要です。
それを、〝聞き助け〟といいます。

介護事務の負担軽減策

中小の介護事業所のほとんどは、事務員を雇用する余裕はなく、職員はケア業務を最優先し、事務作業を後回しにせざるを得ない状況です。
私たちの介護事業部においても、事務長とともに管理職や現場リーダーは夜遅くまで残業し、なんとか事務作業をこなすような状況です。
以前より、介護業務の負担軽減については、介護保険給付に関する①提出書類の簡素化や②様式の標準化 ③ICTによる効率化 などの対策が重要だといわれてきましたが、11月27日に開催された〝第5回社会保障審議会介護保険部会介護分野の文書に係る負担軽減に関する専門委員会〟←(長いわ!)である程度具体的に示されました。特に提出書類のICT化に対する負担軽減の期待は大きく、ブラウザ入力ですべての申請が完了できれば、事務作業は相当軽減できると想像します。
(画像資料:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08069.html

にこぽんデイの外部研修

にこぽんデイサービスの研修で〝大石順教尼の記念館〟に行きました。
社会福祉の源泉をひもとけば、宗教的コミニティーの互恵精神に行き着きます。
お寺の介護はいにこぽんは、そのような宗教的コミニティーに限らず、地域福祉の担い手として奮闘していますが、この意義は、お寺の方から現代社会の多様化に合わせながら、より多くの人たちに対して支援することで、地域福祉向上の一助を目指すことにあります。
浄土真宗の教義を伝導することも重要ですが、それと同時に、それ以上に、お寺の介護はいにこぽんでは、お寺の雰囲気が持つ安穏力や、浄土真宗の教義によって導かれた宗教者が持つ包容力と、その中で伸び伸びと働く介護の専門家たちの実践力、この三つの力が一つに編み込まれた〝支縁力〟で、多くの人たちのQOL向上を実現することを最大の課題にしています。

新しい仲間

〝お寺の介護はいにこぽん〟に5名、新しい仲間が増えました。
5名とも地域の福祉を担ってきたエキスパートで、そのような仲間が加わった〝お寺の介護はいにこぽん〟の前途は希望にあふれています。
11月1日現在、お寺の介護はいにこぽん全体で総勢53名の職員が在籍しており、今後は、より一層地域の高齢者支援に尽力するため、一丸となって取り組むつもりです。

にこぽん全体研修

お寺の介護はいにこぽん秋の全体研修を実施しました。
今回は、いつも通り西淀病院さんからドクターをお招きした講義と、にこぽんでは初の試みとなる〝グループワークを〟行いました。

スタッフ皆、積極的に意見を述べて意見交換ができました。
何よりの収穫は、普段、業務上あまり関わることのないスタッフ同士がしっかりとコミニケーションを取れたということです。
もちろんそこには、お坊さんヘルパーも参加しています。

これこそが、お寺の介護はいにこぽんの特徴です。