健康セミナー

腸を整えれば幸せを実感できることが解明されつつあります。
腸内の細菌を活性させれば、幸せ物質といわれるセロトニンやドーパミン
などの神経伝達物質の前駆体が豊富に合成されます。
つまり、幸せを感じるためのは、
腸に優しいことを実行すれば良いということになります。
腸内にはおよそ200種類、4000兆もの腸内細菌がいると考えられています。
腸内細菌の重さだけでも1kgあるとか。
腸内の細菌類が活性化されている状態の様を〝腸内フローラ〟と呼んで、
そのようにするための方法は、実はいたってシンプルです。
その一つが〝呼吸〟です。
腸のなかに空気を送り込むようなイメージの丹田呼吸法がそれです。
この呼吸法を取り入れた、お坊さん考案の「超簡単!幸せゆっくり体操!」
をご紹介するため講師を勤めました。

ゆっくりゆっくり

人間の神経は、中枢神経から末梢神経の回路を経て体性神経と自律神経に分かれて、さらに体性神経は運動神経と知覚神経に、自律神経は交感神経と副交感神経に分かれます。
どの神経も私たちの体になくてはならないものであるのはいうまでもありませんが、特に私は自律神経のケアについて重要視しています。例えば、心臓や胃などの動きは自分で思うように動かせませんが、それでも動いているのが自律神経の働きがあるからです。このことをとってみても自律神経がいかに重要かが分かります。
体の健康と心の健康どちらにも大きな影響力を持つ自律神経ですが、思うように鍛えたり整えたりすることができません。
それでも、この自律神経のバランスを保つコツがあります。それは「ゆっくり」です。
ゆっくり呼吸、ゆっくり話す、ゆっくり歩く、ゆっくり食べる、ゆっくり暮らす。
とかく現代人は時間に追われストレスをためて、自分を見失いがちで幸せを実感できずにいます。
この状態を心身で説明すると、自律神経のバランスを崩しているという事になりますが、日頃から自分に対し「ゆっくりゆっくり」と言い聞かせて、本当にゆっくりと穏やかに暮らしたいものです。